財務3級に合格した後、財務2級に挑戦しようと思っている人はたくさんいると思います。
そんな人のために財務2級の概要や合格率、難易度を解説し、一発で合格するための勉強法を書いていきます。
財務2級の概要
- 受験料 → 6480円(税込)
- 受験資格 → なし
- 出題形式 → 記述式10問(1問10点)
- 科目構成 → 財務諸表5問、財務分析5問
- 合格基準 → 60点以上(変動あり)
- 受験時間 → 180分(試験開始後60分間、終了前10分間は退出禁止)
- 受験日 → 6月・10月
合格率は約2~3割
銀行業務検定財務2級の合格率
- 第140回(2018年6月3日) → 19.93%
- 第141回(2018年10月28日) → 25.45%
- 第143回(2019年6月2日) → 31.75%
- 第144回(2019年10月27日) → 23.14%
上記のように、合格率は約2~3割程度です。財務3級の合格率は約3~4割程度ですので、合格率は低くなっています。
2級は受験資格はありませんが、ほとんどの人が3級を合格してから受けていると思われます。
その理由の一つとして、財務2級は財務3級の内容を理解していないと解くことが難しいからです。
3級との違いは試験の形式のみ
財務2級と3級の大きな違いは、基本的に記述かマークシートであるかくらいです。要は、2級に合格するためにはどれだけ3級の内容を理解しているかです。
したがって、2級から受験しようとしている人は、3級をまず受験することをお勧めします。
難易度は難しい
次に財務2級の難易度についてです。難易度は「難しい」です。
3級は難易度は「少し難しい」としていますので、難易度は3級よりも高いということです。(当たり前ですが、、)
難易度を難しいとしている理由ですが、これは記述とマークシートの違いからです。いくら内容が同じと言っても、マークシートと記述では多くの違いがあります。
マークシートと記述の違い
マークシートと記述の違いについてですが、大きく分けて下記が挙げられます。
- 暗記じゃ解けない
- 堪じゃ当たらない
- 内容を理解していなければ解けない
マークシートの場合だとある程度は暗記や堪で解ける場合もあるでしょう。しかし、記述の場合、そうはいきません。
必ず、問題の意味を理解していないと解くことができないのが記述です。したがって財務3級の内容を説明できる程の理解がないと合格はできないということです。
では、どのようにして勉強を進めれば良いのだろうか。
勉強の進め方
問題を繰り返す
勉強の進め方ですが、正直問題集を繰り返すだけで合格することはできます。その理由ですが、試験の内容は8割程度が過去問と同じ分野が出題されます。
もちろん数字や問題の出し方は異なりますが、問題集で全く触れていないところが出てくることはほぼありません。
分野も3級で勉強したこととほとんど変わりはないです。3級と違うところと言えば、仕分けの問題が出てくることくらい。
仕分けに関しては、簿記の分野ですが、基礎の部分なのでわざわざ簿記も勉強する必要はないでしょう。(もちろん勉強した方が理解は深まります。)
試験勉強において問題集は必須ですので必ず準備しましょう。
テキストを読む
8割程度は問題集の内容ですが、残り2割についてはテキストを読み込まないと解くのは難しいです。
テキストの内容は、問題集の内容をもっと深堀した詳しい内容となっています。
100点を目指しているのであればテキストの内容をしっかり読み込んでおく必要があるでしょう。時間がある人はぜひ挑戦してみましょう。
合格後は簿記に挑戦しよう
もし、財務2級に合格をした場合は簿記に挑戦してみましょう。すでに簿記の資格も持っている人もいるでしょうが、持っていない人はすぐに挑戦するべき。
銀行業務検定の財務2級で勉強する分野は、簿記で勉強することとほとんど同じです。もちろん簿記と財務では用途は違います。
しかし、出てくる言葉の意味や考え方は同じのため財務がわかれば簿記もすぐに理解できるはずです。
ぜひ財務の次は簿記に挑戦してみてください。
今回はこれで失礼します。記事を読んでくださりありがとうございました。