テックアカデミー(TechAcademy)のPythonコースはどんな人におすすめなのだろうか?どんなスキルが身につくのかわからないからカリキュラム内容が知りたい。
この記事はこういった疑問を待つ人や、これからPythonの勉強をしたいと思っている人に向けて、テキスト内容や受講後のキャリア等を解説しています。
さっそく結論から申します。
テックアカデミーのPythonコースはAIエンジニアを目指す人にはおすすめですが、Web系のエンジニアを目指す人はWebアプリケーションコースがおすすめです。
PythonはAI開発やWebアプリ制作など、様々な用途で利用されています。おそらく、これからエンジニアを目指す人もPythonを勉強すれば良いといった話をたくさん聞かれていると思います。
この記事は、私がPythonコースを受講した経験を踏まえて書いているので、参考になるかと思います。
もし何か疑問を抱えているのであれば、無料体験を受講してみるのもおすすめです。
無料体験はメンタリングを経験でき、その場で何でも相談することができるため、一石二鳥の場です。
この記事を読み進めればPythonコースの内容だけでなく、AIエンジニアを目指す人にとって有益な情報も紹介しているので、ぜひご覧になってみてください。
本記事の内容
- Pythonコースのテキスト紹介
- AIエンジニアを目指すならはAIコースも受講すべき
- Pythonコース受講後のキャリア
- Webエンジニアを目指すならWebアプリケーションを受けよう
私はテックアカデミーで16コース受講し、仕事ではPythonで機械学習を活用したり、JavaScriptで簡単なアプリのカスタマイズをしています。
テックアカデミーを16コースも受講しましたが、他のプログラミングスクールと比べても費用をたくさんかけたというわけではありません。
気になる人は以下の記事をご覧ください。
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では、本題に戻ります。
Pythonコースのテキスト紹介
Pythonコースのカリキュラムは、まずプログラミングの基礎である変数や条件分岐、繰り返し、関数などを学びます。
その後、Pythonの特徴でもあるライブラリや機械学習について学ぶ内容となっています。
機械学習については幅が広い分野ですが、Pythonコースでは中でも数値予測と画像分類について学んでいきます。
テキスト内容
Lesson0 事前準備 |
メンタリング方法や環境構築など |
Lesson1 本コースで学ぶこと |
コースの説明 |
Lesson2 はじめてのPythonプログラミング |
Pythonの歴史や実行方法など |
Lesson3 Pythonの基本文法 |
数値、文字列、変数、関数など |
Lesson4 オブジェクトの基礎 |
メソッドと関数の違いなど |
Lesson5 制御構文 |
条件分岐、繰り返し、例外処理など |
Lesson6 シーケンス |
文字列のスライス、リスト、内包表記、タブルなど |
Lesson7 セットと辞書 |
セット、集合演算、辞書など |
Lesson8 関数の作り方 |
関数をモジュールとして利用、 Pythonの標準ライブラリなど |
Lesson9 オブジェクト指向プログラミング |
オブジェクト指向プログラミングの特徴、 継承、多様性、カプセル化など |
Lesson10 テキストファイルの読み書き |
テキストファイルの読み込み、書き込み |
Lesson11 正規表現 |
正規表現の使い方、実用例など |
Lesson12 NumPyの使い方(数値計算) |
NumPyの配列と標準のリストの違い、 配列の作り方、使い方など |
Lesson13 Matplotlibの使い方(グラフ描画) |
グラフの基本、近似直線の描き方など |
Lesson14 Pandasの使い方(表形式データ) |
CSVファイルの読み込み、 DataFrameとndarrayの相互変換など |
Lesson15 Pillowの使い方(画像加工) |
Pillowについて、 画像をNumPyの配列に変換する方法など |
Lesson16 scikit-learnの使い方(機械学習) |
機械学習の概要、 scikit-learnを使った機械学習プログラムなど |
Lesson17 気概学習の実践 |
数値予測、画像分類など |
Lesson18 さらにPythonを学習したい方へ |
アルゴリズム、Webアプリケーションを作る(Django)、 スクレイピングなど |
この内容はあくまでも、Pythonの基礎中の基礎です。ただ、これだけの知識を得られればPythonでどんなことができるのか、どんなプログラムが書けるのかがわかります。
プロのエンジニアでもわからないことや知らないことはGoogle等で調べながら仕事をしています。実際にメンタリング中にメンターがGoogleを使っておすすめの記事を教えてくれることもありました。
テックアカデミーを受講すれば、基礎が身につくことに加え、メンタリングによって受講後の勉強方法や躓いた時のネットでの調べ方や対処法までアドバイスがもらえます。
AIエンジニアを目指すならはAIコースも受講すべき
カリキュラムを見ていただいたらわかる通り、PythonコースはAIエンジニアを目指す人向けです。
ではPythonコースでAIエンジニアになれるのか?と疑問に思う人もいると思います。
結論を言えば、Pythonコースを受講してAI開発の企業に転職ができれば可能です。
ただ、表で示したカリキュラムに記載している通り、AIについての内容は数値予測と画像分類のみです。
もし、AIエンジニアを目指したいと思っているならば、AIコースで回帰モデルやクラスタリングまで学んだ方が良いです。
AIコースはPythonコースのカリキュラム比較
では、それぞれのコースで学ぶ内容がどのように違うのか簡単に表で比較してみましょう。
Pythonコース | AIコース | |
Python基礎の勉強時間 | 90時間 | 12時間 |
数学 | × | 〇 |
画像加工 | 〇 | × |
機械学習 | 〇(一部) | 〇 |
クラスタリング | × | 〇 |
ディープラーニング | × | 〇 |
このように、AIコースは機械学習に関する内容も豊富で、クラスタリングやディープラーニングについても学ぶことができます。
反対に、Pythonコースは基本構文など基礎の部分が分厚い内容となっています。
Pythonが全くの未経験という人はPython+AIセット、すでにPythonに関して教養がある人はAIコースの受講がおすすめです。
セット割がある
テックアカデミーにはたくさんのコースがありますが、中でも一緒に受けた方が知識の幅を広げたり、理解を深められるコースはセットとしてパッケージとなっています。
PythonコースとAIコースもセットとしてパッケージ化されています。料金は以下の通り。
別々で受講の場合 | セット | |
8週間 |
社会人:349,800円 学生:327,800円 |
社会人:316,800円 学生:294,800円 |
12週間 |
社会人:404,800円 学生:360,800円 |
社会人:360,800円 学生:316,800円 |
16週間 |
社会人:459,800円 学生:393,800円 |
社会人:404,800円 学生:338,800円 |
24週間 |
社会人:569,800円 学生:459,800円 |
社会人:503,800円 学生:393,800円 |
このように、セットで受講すると、別々で受講するよりも最大66,000円お得になります。
AIコースを受講することで給付金が得られる
テックアカデミーのPython+AIセットは経済産業省の第四次産業革命スキル習得講座に認定されているため、条件を満たせば最大70%がハローワークから支給されます。
第四次産業革命スキル習得講座とは、経産省のHPを引用すると以下の通りです。
「第四次産業革命スキル習得講座認定制度」は、IT・データを中心とした将来の成長が強く見込まれ、雇用創出に貢献する分野において、社会人が高度な専門性を身に付けてキャリアアップを図る、専門的・実践的な教育訓練講座を経済産業大臣が認定する制度です。
経産省から認定を受けているだけあり、カリキュラムの信用性は高いです。
本格的にAIエンジニアを目指したいという人は、Pythonコースだけでなく、AIコースも受講して助成金をもらうことが望ましいでしょう。
Pythonコース受講後のキャリア
Pythonコースを受講した後に考えられるキャリアとしては、転職してAIエンジニアを目指すか、現職のままAIエンジニアを目指すかの2通りが考えられます。
転職は可能
AIエンジニアは未経験からの転職は難しいです。AIエンジニアは年収も高く、中途採用もキャリア採用ばかりです。
新卒の場合でも大学や大学院でスキルを身につけた人たちしかいないです。
ただ、テックアカデミーが独自で運営する就活サイトであるテックアカデミーキャリアでは、未経験でもテックアカデミー受講経験があれば応募要件を満たすことができます。
そのため、未経験からでもAIエンジニアを目指すことができます。
副業は難しい
AIに関する副業案件はほとんどありません。仮にあったとしても案件数も少なく相当レベルの高い案件でしょう。
テックアカデミーでは副業に向いたコースである場合は、テックアカデミーワークスという案件紹介サービスを通じて、メンターのサポート付きで案件に挑戦できます。
PythonコースやAIコースはテックアカデミーワークスのサービスがないため、実案件の経験もできず副業を始めることは難しいでしょう。
もし、言語に拘らず副業スキルを身につけたいという人はWeb制作副業コースが確実です。
Webエンジニアを目指すならWebアプリケーションを受けよう
これまで示した通り、PythonコースはAIエンジニアを目指す人におすすめです。
もし、Web系のエンジニアとなりたいという人は、Webアプリケーションコースを受講することが良いでしょう。
WebアプリケーションコースはRuby on RailsでTwitterクローンやチャットアプリの制作を経験することができます。また、最終課題としてポートフォリオサイトの制作もできます。
プログラミングを通じてアプリを作ってサービスを展開していきたいというような人は、Pythonコースではなく、Webアプリケーションコースを受講しましょう。
以上でこの記事は終わりですが、どのコースを受講するとしてもまず無料体験を受講するようにしましょう。
無料体験では、メンタリングを経験できたり、割引クーポンをもらえることもあります。まずは、無料体験を受講して悩みも解決してから本受講に挑みましょう。
では皆さんがテックアカデミーを受講して、よりよいエンジニア生活を送れることを祈っています。