この記事では、VBAでのピボットアイテムの取得方法について紹介しています。
これからVBAを使い始めるという方は以下の記事をご覧ください。
VBAの環境構築の方法をまとめました
この記事では、Excelマクロ・VBAを使い始めるための環境構築の方法をまとめています。これからVBAを活用したい方はぜひ参考にしてください。
ピボットアイテムについて
まず初めにピボットアイテムについてです。
ピボットアイテムとは・・・ピボットテーブルのフィールドに属するデータ
例えば以下のようなピボットテーブルがあるとします。このピボットテーブルの列には名前という項目が設定されています。
上記画像の赤枠の「名前」フィールドのデータ、青の「性別」フィールドのデータ、紫の「国語」フィールドのデータがピボットアイテムです。
VBAによるピボットアイテムの取得方法
一例として、「性別」フィールドのピボットアイテムを取得します。
' 「ピボット1」の「性別」フィールドを指定 With ActiveSheet.PivotTables("ピボット1").PivotFields("性別") ' ピボットアイテムの数を確認 MsgBox .PivotItems.Count Dim num As Long For num = 1 To .PivotItems.Count ' ピボットアイテムを確認 MsgBox .PivotItems(num) Next End With
このコードの手順は以下の通りです。
①ピボットテーブルのフィールドを指定
②ピボットアイテムの数を確認
③ピボットアイテムのデータを確認
①ピボットテーブルのフィールドを指定
前提は、ピボットテーブルのシートをアクティブにしていること、ピボットテーブ名が「ピボット1」あることです。
ピボットテーブル名の確認方法は以下の記事をご覧ください。
ピボットテーブル名の確認・変更方法を紹介
この記事では、ピボットテーブルの名前の確認・変更方法について紹介しています。ピボットテーブルに項目を設定している場合と設定していない場合の2通り紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
②ピボットアイテムの数を確認
次にメッセージボックスを利用して、ピボットアイテムのデータ数を確認しています。
数は「.Count」で確認することが可能です。結果は以下の通り、「女」と「男」の2となります。
③ピボットアイテムのデータを確認
最後にピボットアイテムのデータを確認します。ここではFor文を利用しています。For文については以下の記事をご覧ください。
(作成中)
注意点としては、配列のインデックス番号は0から数えますが、ピボットアイテムは1から数えます。
そのため、1~ピボットアイテム数を繰り返します。結果は以下の通り「女」と「男」を表示しています。
以上、ピボットアイテム数とデータの取得方法でした!
以下、VBAを学ぶのにおすすめの書籍となっています。ぜひ参考にしてください。