この記事では、VBAで範囲の内側に罫線を引く方法を紹介しています。
目次
範囲の内側を指定する際の名前
内側を指定する際の名前を表形式で紹介すると以下の通りです。
項目 | 名前 |
内側の垂直方向 | xlInsideVertical |
内側の水平方向 | xlInsideHorizontal |
範囲の内側を指定するプログラム
範囲の内側を指定するプログラムは以下の通りです。
垂直方法
With Range("B2:C3").Borders(xlInsideVertical) .LineStyle = xlDouble .Weight = xlThick End With
水平方向
With Range("B6:C7").Borders(xlInsideHorizontal) .LineStyle = xlDouble .Weight = xlThick End With
上記のそれぞれのプログラムでは、「線のスタイル」を二重罫線で指定しています。
範囲の内側の罫線の「線のスタイル」を指定する方法
罫線の「線のスタイル」は、線の種類「LineStyle」と太さ「Weight」を組み合わせて指定します。
「線のスタイル」は「線なし」を含めると全てで14種類あります。以下の記事で、すべての線の種類「LineStyle」と太さ「Weight」の組み合わせを紹介しているので、ぜひご覧ください。
VBAで罫線の線のスタイルを指定する方法を紹介
この記事では、VBAで罫線の「線のスタイル」の指定方法を紹介しています。画像や表を使って解説しているので、ぜひ参考にしください。またサンプルのプログラムの紹介しているので、コピペしてご利用ください。
範囲の内側の罫線の「線の色」を指定する方法
この記事では、「ThemeColor」と「TintAndShade」を使って「線の色」を指定する方法を紹介します。
以下の画像のうち、赤線のアンダーラインの部分が「.ThemeColor」、赤枠の中身が「.TintAndShade」に対応しています。
「.ThemeColor」は左から順番に番号が対応しています。
「.TintAndShade」の部分は比率で表示します。「.ThemeColor」との対応表は以下の通りです。
.ThemeColor | |||||||||
① | ② | ③ | ④ | ⑤ | ⑥ | ⑦ | ⑧ | ⑨ | ⑩ |
-0.05 | 0.5 | -0.1 | 0.8 | 0.8 | 0.8 | 0.8 | 0.8 | 0.8 | 0.8 |
-0.15 | 0.35 | -0.25 | 0.6 | 0.6 | 0.6 | 0.6 | 0.6 | 0.6 | 0.6 |
-0.25 | 0.25 | -0.5 | 0.4 | 0.4 | 0.4 | 0.4 | 0.4 | 0.4 | 0.4 |
-0.35 | 0.15 | -0.75 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 |
-0.5 | 0.05 | -0.9 | -0.5 | -0.5 | -0.5 | -0.5 | -0.5 | -0.5 | -0.5 |
例として、5番(青色)の一番を濃い色で内側の垂直方向に二重罫線を指定する場合は、以下のようなプログラムとなります。
With Range("B2:C3").Borders(xlInsideVertical) .LineStyle = xlDouble .ThemeColor = 5 .TintAndShade = -0.5 .Weight = xlThick End With
他にも「Color」を利用して、「標準の色」を指定する方法もございます。それについては、以下の記事で紹介しているので、ぜひご覧ください。
VBAで罫線の色を変更する方法
この記事では、VBAで罫線の線を円光する方法を紹介しています。「テーマの色」で指定する方法、「標準の色」で指定する方法、RGBで指定する方法、「ColorIndex」で指定する方法の4つを紹介しています。
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参考書籍
VBAは基本的にネットで検索することで知識は得られます。そのため、勉強するならば、ネット検索が一番おすすめではあります。ただ、ネットでの検索はわからないことを調べるという方法です。
一方で書籍だと一から順序立てて基礎を網羅することもできます。以下の記事はVBAの基礎を網羅するのにおすすめの記事なので、ぜひご覧ください。