転職の軸はどうやって作るんだろうか。ワークライフバランスを重視しても問題ないのか知りたいです。
この記事では、こういった疑問に答えます。
結論
転職の軸はワークライフバランスを重視しても問題ないです。むしろ、叶えたいのであれば重要視すべき部分です。
ただ、面接でワークライフバランスについてはあまり話さない方が良いので注意が必要です。
このような結論となる理由に加えて、転職の軸の作り方を解説していきます。
本記事の内容
- 転職の軸にワークライフバランスを重視して良い理由
- 転職の軸の作り方【4つのステップで考える】
- 面接での回答方法
ちなみに私も転職の軸としてもワークライフバランスはしっかり重視してました。
その転職活動の経験から、ワークライフバランスを重視しても問題ない理由と重視する場合の軸の作り方を解説します。
最後に面接での答え方についても書いてますので、現在、転職活動中という人やこれから転職活動を始めるという人はぜひ一読ください。
参考:私の経歴
- 新卒文系で非IT企業に就職し営業アシスタントとして2年半
- プログラミングスクール受講など独自でスキルアップ
- 将来のキャリアに不安を感じ転職を決意
- 未経験としてIT業界を目指し4社内定
- 入社を決めた企業で年収40万円UP
実際の経験者の意見と思って、参考にしていただければ幸いです。
転職はエージェントを必ず活用しよう
それでは、本題に入ります。
転職の軸にワークライフバランスを重視して良い理由
転職の軸とは転職を成功させるための目標
あくまで目標のため、「残業を減らしたい」「有給をもっと取りたい」というのは転職の軸として当たり前の項目です。
正直、メインで考えても良いくらいです。
注意点
ワークライフバランスについては内定が出た後のオファー面談で詳しく質問した方が良いです。
選考の段階で残業であったり、休日を気にしているとやる気の面であまり良い印象がないためです。
そのあたりは面接での回答方法は後述します。
まずは、ワークライフバランスを含めた転職の軸の考え方について解説します。
転職の軸の作り方【4つのステップで考える】
これは、あくまで私の考え方なので一例として参考にしてください。
転職の軸を作る4つのステップ
- STEP①転職の軸として考える項目を考える
- STEP②抽象的に書き出す
- STEP③「なぜ?」「例えば?」を繰り返して具体化する
- STEP④優先順位をつける
それぞれ見ていきましょう。
STEP①転職の軸として考える項目を考える
まずは、転職の軸として考えるべきことを項目化します。
私の場合は、キャリア面と条件面で分けで以下のように考えていました。
キャリア面
- 業界
- 職種
- 退職・転職理由
- 業務内容
- キャリアパス(3年後、5年後)
- 前職の活かせる経験
- 強み
- 弱み
条件面
- 給与
- 勤務地
- 転勤
- 残業
- 在宅勤務
- 育児休暇
- 休日
主にワークライフバランスについては、条件面として考える項目ですね。
STEP②抽象的に書き出す
例えば以下のような感じです。
キャリア面
- 業界:IT業界
- 職種:SE
- 退職・転職理由:市場価値を高めたい
- 業務内容:パッケージの導入
- キャリアパス(3年後、5年後):3年後にリーダー、5年後にPM
- 前職の活かせる経験:財務・会計の知識
- 強み:課題解決力
- 弱み:あきらめが悪い
条件面
- 給与:前職同等以上
- 勤務地:関西
- 転勤:条件次第だが基本なし
- 残業:月平均30時間以内
- 在宅勤務:最低週2回以上は可能
- 育児休暇:男性の取得実績あり
- 休日:土日祝は休み
と言った感じです。まずはざっくりと書きだしましょう。
STEP③「なぜ?」「例えば?」を繰り返して具体化する
次に、それぞれの項目を具体化していきます。
キャリア面
- 業界:IT業界→なぜ?
- 職種:SE→なぜ?
- 退職、転職理由:市場価値を高めたい→なぜ?例えばどんなスキル?
- 業務内容:パッケージの導入→なぜ?例えばどんなパッケージ?
- キャリアパス(3年後、5年後):3年後にリーダー、5年後にPM→なぜ?
- 前職の活かせる経験:財務・会計の知識→例えばどんな時に活かせる?
- 強み:課題解決力→例えばどんな経験がある?
- 弱み:あきらめが悪い→例えばどんな経験がある?
条件面
- 給与:前職同等以上→なぜ?
- 勤務地:関西→なぜ?
- 転勤:条件次第だが基本なし→なぜ?
- 残業:月平均30時間以内→なぜ?
- 在宅勤務:最低週2回以上は可能→なぜ?
- 育児休暇:男性の取得実績あり→なぜ?
- 休日:土日祝は休み→なぜ?
ここで注意が必要なことは、面接で聞かれていると意識することです。
例えば、面接でなぜ在宅勤務が良い?と聞かれた場合の回答として「満員電車に乗りたくないから」と言ってしまうとイメージが良くないですよね。
そのため例えば、以下のように考えましょう。
「在宅勤務の場合、出社時間がないため自己研鑽の時間に充てる時間を増やせる。ただ、コミュニケーションの観点から出社することも時には重要と考えている。」
どのように答えれば、面接で良い印象を与えられるかと考えながら具体化していきましょう。
STEP④優先順位をつける
次に、項目の中で優先すべき部分を決めます。
優先順位を決める理由
内定が複数出た際にどの企業に入るかを決めるためです。
実際に面接でも「併願先と当社の両方で内定が出た場合は、何を基準で選びますか?」と聞かれることも多いです。
もちろんここでも「年収です。」と言うとあまり印象が良くない可能性もあるので、できればキャリア面を話すようにしましょう。
例えば、「条件面を基準にしていますが、より前職の経験が活かすことができる案件に携われるかどうかで考えています」といった感じですね。
面接で話す順位と、実際に内定が出た後に入社を決めるための順位を共に考えておくことが望ましいでしょう。
面接で話す優先順位
- ①前職のスキルが活かせるかどうか
- ②キャリアパスが実現できるどうか
- ③職種
実際に提示された条件で比較する優先順位
- ①勤務地
- ②年収
- ③福利厚生
といった感じです。
以上のことから、転職の軸としてワークライフバランスを重視することは悪いことではありません。
むしろ転職する上で重要になってきています。
大事なのは面接で聞かれた質問に対して、相手に良い印象を与えるように話せることです。
ワークライフバランスを重視することで自分は企業にとってより貢献できるという意識で活動をしましょう。
転職の軸はエージェントに相談しよう
「転職の軸は自分の考えているもので大丈夫か?」と不安な場合は必ずエージェントに相談しましょう。
エージェントに相談すると考えている軸へのアドバイスだけでなく希望の求人も紹介してくれます。
複数のエージェントを活用しよう
人によって当たり外れがあるだけでなく、複数人の意見を聞いた方が良いからです。
以下おすすめのエージェントです。
転職活動の質を高めるためにはエージェントは必須なので、まずは登録しましょう。
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